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脱酸素剤の効果について教えてください。
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脱酸素剤を使用し、得られる効果は下記のいくつかあります。
- カビの発生を抑える。脱酸素状態(酸素濃度0.1%以下)でのカビ抑制効果はあります。
- 変色を抑制する。食品は酸化により変退色します。脱酸素パックにより抑制効果はあります。
- 栄養素を保持する。食品に含まれるビタミンC、ビタミンEなどの栄養素も酸化によって失われたり変質していきます。脱酸素パックにより保持効果はあります。
- 食品の風味を守る。食品の風味は酸化により、失われたり変質していきます。脱酸素パックにより食品の風味を保つことが可能です。
- 油脂の酸化を防止する。油脂は酸化して劣化していきます。脱酸素パックにより酸化を抑制効果はあります。
- 虫の発生を抑える。脱酸素パックにより薬品を使用せずに殺虫(卵・幼虫・成虫)が可能です。
脱酸素剤は好気性微生物には制効果はありますが、一部の微生物(偏性嫌気性菌、微好気性菌、通性嫌気性菌、酵母)に対しては制効果はありません。※必ず実装試験を行った上でご使用ください。
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脱酸素剤の保管時の注意事項について教えてください。
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脱酸素剤の保管条件は、食品と同様に直射日光・高温多湿を避けて未開封の状態で保管してください。
一部の商品は冷蔵保管は必要です。その際商品の品質表示ラベルに「要冷蔵」及び「常温でお届けしていますが、到着後必ず冷蔵にて保管してください。」が記載しています。
開封後の脱酸素剤は、「作業時間」内で一度すべて使用してください。
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酸素検知剤は脱酸素の状態になってもブルーからピンクへ変わらないのはなぜ?
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酸素検知剤は酸素(0.5%以上)に触れてから数分間でピンクからブルーに変色します。脱酸素状態(0.1%以下)になって2~4時間後にブルーからピンクへ変わります。
酸素検知剤は、酸素濃度及び変色に要する時間は目安であり、変色時間は脱酸素の速度や環境温度によって変わります。低温下では遅くなります。
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脱酸素剤と酸素検知剤を台所にあったジプロックの袋に入れて包装したが、何日を経っても脱酸素状態にならないのはなぜ?
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脱酸素剤をご利用の際、下記のいくつの条件が必須です。
- ガスバリア性の高い包装材料が必要です。酸素透過度(20ml / m2・atm・24h)以下は原則です。包装材料に困ったときぜひ、ラクガイⓇのガスバリア袋をご検討くださいませ。
- 脱酸素剤の対応酸素容量(性能)は正しいものをご利用ください。詳しくは「脱酸素剤の便利な少量パック」をご参照ください。
- ヒートシール機などで完全に包装容器を密封してください。完全密封でなければ脱酸素状態になりません。
- 脱酸素剤を正しく扱って使用してください。詳しくは「脱酸素剤の正しく扱って使用する」をご参照ください。
